8月13日(土) おかだ夏祭りを開催致しました。
開催の経緯などは、こちらをご覧ください。
NPO法人オハイエ・プロダクツでは、メインステージ(やぐら)の音響、出演者調整、盆踊り生演奏、イベント運営補助を行いました。
さて、お祭りはというと企画が盛りだくさん。
まずは、
岡田地区の名物になりそうなチェーンソーアート
岡田の三本松が見守る中、全国各地から集まったカーバー17名が一斉に掘り始めます。
この規模でカーバーが集まるのは、全国大会並みだそうです。
完成した作品はこちら。
幸せを運ぶフクロウたちです。
続いては「とっておきの音楽祭 こころおうえんキャラバン」ライブステージです。
○クリエイティブパーソンズ
岡田地区出身のメンバーがいます。観客を巻き込んだ楽しいステージを披露してくれました。
○Feather
JSFのフィナーレなどにも出演するユニットです。カーペンターズのカバーで、お祭りの空間を温かい空気で包んでくれました。
○
ほでなすブルースバンド
仙台が誇る民謡FUNKバンドです。老若男女楽しんで頂けたようです。
続いての演奏は地元蒲生の「南蒲生太鼓」の皆さんでした。
太鼓は津波にのまれてしまいましたが、子供たちの「太鼓したい」という声に、太鼓を乾燥させ今回の出演に至ったそうです。
太鼓の演奏が始まると、観客の皆さんの目は釘づけです。やはり地元のお祭りには地元の芸能がよく合います。
そしてタイトルにもありました「鎮魂の盆踊り」です。
今回、地元の方との打ち合わせで「ぜひ、生演奏の盆踊りで踊りたい」というお話を実現しようと、様々なご協力を頂き生演奏で行うことが出来ました。
盆踊りは3種類「七夕音頭」「相馬盆歌」「炭鉱節」の3つです。
多くの方が盆踊りの輪の中に参加されたり、少し離れたところから手を叩きながら見入っていました。
終わりは竹灯篭です。
竹灯篭は高いところから見ると「岡田」と書いてあります。
これで迷わず帰ってこれるのではないでしょうか。
そして閉会のあいさつは、来場者のみなさんによる、
「がんばっぺ!」 「岡田!」
「がんばっぺ!」 「岡田!」
の掛け声で終了となりました。
●スタッフより
岡田地区での震災の被害者は約100名です。
そういった中で、鎮魂や地域の結集という意味を込めて、20年ぶりに7町内会合同の「岡田夏まつり」開催となりました。
私たちは、企画の段階から参加させて頂き、地域の皆様と一緒にお祭りを作り上げることが出来ました。
お祭りの中心となった方は「このお祭りをする事で、亡くなった方に岡田は大丈夫だよと、安心させてあげたい」とお話ししていました。
夏祭りの会場となった岡田小学校からも、横倒しになった車が見え、確かに津波の爪痕は残っています。しかし岡田の方たちは、地域の方たちが力を合わせて、大きく復興に向けて動き出しています。
NPO法人オハイエ・プロダクツでも、岡田の方々と一緒に歩ませて頂き、少しでもお手伝いができるよう活動していきます。